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偽造レスピレータ/ NIOSHの不実表示-承認

KN95マスクイラスト

 EUや米国規格の微粒子レスピレータが不足するなか、中国のKN95という、一瞬N95と見まがうマスクが日本市場に溢れています。しかし、添付資料にある通り、KN95は米国のNIOSHによる濾過率テストで95%に満たないものが多数あることが発表され、テスト結果とそのメーカー名(37社)が公表されました。

※NIOSH《National Institute of Occupational Safety and Health》労働災害の予防を目的とした研究・勧告を行う米国連邦政府の研究機関。CDC(米国疾病予防管理センター)の下部組織。

▼2021年3月1日更新
【COVID-19反応をサポートするためのNPPTLによるレスピレータ評価】https://www.cdc.gov/niosh/npptl/respirators/testing/NonNIOSHresults.html
NPPTL Respirator Assessments to Support the COVID-19 Response  Updated March 1, 2021

▼2021年2月26日更新
【偽造レスピレータ/ NIOSHの不実表示-承認】
https://www.cdc.gov/niosh/npptl/usernotices/counterfeitResp.html
Counterfeit Respirators / Misrepresentation of NIOSH-Approval Updated February 26, 2021

 そのなかでNIOSHはそれらKN95をcounterfeit(まがい物)と評しています。
 加えて、KN95のほとんどは一般マスクと同じ耳掛け式で、これではエア漏れ防止の適切なフィッティングが困難です。たとえ、フィルター単体の濾過率が99.9%あったとしてもマスク本体がエア漏れするのではウィルスの体内侵入を防げません。つまりN95のcounterfeit(まがい物)です。微粒子レスピレータには頭掛け式バンド式が定番です。

 濾過率テストであのような悲惨な具合なら、微粒子レスピレータ認可に必要な他のテストをしても、結果は推して知るべし。で、NIOSHはその他のテストをするに能わずと判断したのは明らかです。
   
 上記のことから、微粒子レスピレータはEU規格のFFP2クラス以上か米国規格のN95以上、または日本規格のDS32クラス以上のものが間違いのない選択肢になります。

パラメディカル株式会社